職員研修「救命救急講習」
KANWA PLUSで働く職員の衛生委員会主催で今回AEDを使った救急救命講習を実施いたしました。
講師として来てくださったのは、ここ東郷町を管轄する尾三消防本部(東郷消防署)の救命隊員さんです。
講習会の様子
2日間に分けて、参加者を募ったところ、約30名の職員が、救命講習は初めての方から、他での講習、現場での経験もある職員も参加してくれました。
講習会の様子を写真でご紹介しましょう。
一次救命処置
心肺蘇生法
まず、はじめに倒れている人を発見するところからはじまります。
「あ!人が倒れている」
そして、救助できる場所として安全な場所であるかの周りの状況確認をします。
「大丈夫ですかー?」
「聞こえますかー?」
肩をたたいて声をかけています。
「呼吸しているかな?」
胸の動き、鼻からの息遣いがあるか見てます。
「大変だ。呼吸がない。人工呼吸しないと!」
「誰か~!あなたは救急車を呼んでください!」「あなたはAEDをもってきてください」
救助の手伝いを周りに頼みましょう。
さあ!救急車、AEDが届くまで、心肺蘇生開始!
みぞおちのあたりを手を重ねて真上から乗るように、1秒間に2回くらいの速さで!30回!!5センチは胸が沈むまで押して!
「1,2、3・・・!」これが意外と疲れるんです。リズムよく、継続です。
これで人の命が救えるのなら!たとえあばらが折れても・・・・
そう。あばら骨、折れることもあるんですって。それでも呼吸を戻す方が大事!だそうで。あばらが折れて痛かったら、意識戻るかな?
AEDを使って
AEDが届きました。
AEDが来ても胸骨圧迫は止めてはなりません。AEDの使い方がわからない人でもボタンを押したらAEDから指導音声が流れます。安心して落ち着いて音声に従いましょう。
二人で協力しあって、胸骨圧迫は続けたままシートを貼っていきます。
「ここと、ここね・・・」
AEDが電気ショックが必要か測定してくれます。この時、体に触れないように、また少し離れて見守ります。
電気ショックの後も、呼吸が戻らなければ、また胸骨圧迫を始めます。
救急車が到着するまで、ずっと胸骨圧迫を続けなければなりません。リズムが崩れてはなりません。これとっても疲れます!!。交代で行うのがベストです。
もし救助中に遭遇したら、「交代しましょうか」と声をかけてあげてください。
ずっと一人きりだったら・・・。救急車を呼んでAEDを探して・・・ってできるのかな。順序だって行うしかありません。たとえAEDがなくても救急車が来るまでの間、この胸骨圧迫の方法でも十分助けになるとのことです。
そもそも、AEDってそんなあちこちに設置されているのでしょうか。
KANWAPLUS白鳥では入口にこの看板が置いてあります。外からでもガラス越しに見えるようにしてあります。
今では公共施設には必ずといっていいほど設置されていますが、コンビニにもある場合があります。今度探してみよう。
必要な時は学校、幼稚園、または商店でも駆け込んでAEDを使わせてもらいましょう。
その他の応急処置
異物除去法や止血
AEDの使い方以外に、異物除去法や止血について説明してもらいました。
介護士資格を持っている方はみな知っている方法でした。
これは「ハイムリック法」といいます。お手本の職員さん、様になってますねー。
修了証の授与
お疲れ様でした。参加者には「普通救命講習Ⅰ修了証が発行されます。ありがとうございました。
尾三消防署の隊員さん!ありがとうございました。
今回の講習は3時間みっちり(もちろん休憩もありますよ)指導していただきました。ただ見て聞いて教わるだけでなく、実際に触れて、動いて、声を出して、それも何度も・・。体で覚える!でした。
ほんとそうだと思います。実際の現場では順序良くできないでしょう。でも流れはきっと体が覚えていると思います。そして体が忘れたころ、また受講できるといいですね。
またよろしくお願いいたします!
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